巨大材料を加工します

Webサイトについて、いろいろご意見をいただき、少し勉強もしてみると、サイトをどうしたらいいか迷走し始めました。それに伴い、ただでさえ低いブログの更新頻度がさらに落ちています。

そんな中、弊社としては、最大クラスのサイズとなる加工依頼をいただきました。

SCM415でサイズはΦ240×585です。200kgあります。弊社では最大級のサイズです。
SCM415でサイズはΦ240×585、200kgです。

サイズはΦ240×585で、200kg以上あります。弊社の機械では、DMG森精機のNLX2500-700でしか加工できません。旋盤加工後、タップなど簡単なフライス加工があるのですが、マシニングはサイズオーバーのため、協力会社に手伝ってもらうことになっています。

大物、長尺物の加工で一番困るのが、最初のチャッキングとセンター穴あけです。センター穴があけられるまでは芯押し台が使えないので、落下など危険度が高くなります。

加工後の画像はお見せできないのが残念ですが、加工後も50kg以上あります。最近14kgの娘の抱っこにも腰の不安を覚える状況で、過酷な仕事です。

とりあえず、明日の午後から加工開始します!

ワイヤーカットで上下異形状の加工

ワイヤーカットで上下異形状の加工に挑戦してみました。

まずは、マニュアルに従って、四角と丸の上下異形状を加工しました。

ワイヤーカットで上下異形状の加工をした製品の画像。穴の手前が四角、奥が丸となっています。
穴の手前が四角、奥が丸となっています

なかなか、設定が分からず、失敗したのが右側の穴です。

苦心の末にできたのが、左側の穴で、手前が四角、奥が丸になっています。

所有するワイヤーカットに上下異形状の加工機能があるのは知っていましたが、やったことはありませんでした。

やってみて気付いたことは、

「これを何に使うの????」

でした。標準でついている機能なので、一定の需要があるのでしょうか・・・。通常、専用機などの設備部品を製作している弊社には、謎の深い機能です。

見た目的には、変わったモノが出来て面白いので、時間を見つけて、いろいろ試してみたいと思います。

ローレットの加工動画を追加しました

事情があって、動画制作に取り組んでおります。

動画編集なんてやったことない上に、事情には締め切り(7月末)もあり、間に合わないんじゃないかって、ちょっと思いながらも、今日、時間がとれたので、やってみました。

締め切りに間に合わないんじゃないかと思っているので、編集ソフトを購入するのはもったいない気がして、Windowsに付属している「Microsoft フォト」でとりあえず挑戦しました。

できた動画がこちらです。

半日かけて作ったローレット加工の動画。弊社Webサイトの加工サンプルからも見られます!

「臨場感ある動画が撮りたい!」と防水ケースに入れたiPhoneをNC旋盤の刃物台に取り付けましたが、切削液のせいで、加工の様子が全く分かりません・・・。改善が必要です・・・。他にも、あわただしくテキストが表示されて、落ち着きがない感じがするので、このあたりも改善したいです。

そんな動画ですが、弊社Webサイトの加工サンプルからも見られますので、よろしければどうぞ。

そして、さきほど、納期間に合わないから編集ソフトは買わないと書いた私ですが、会社紹介や加工の様子をそれらしく撮るには、小道具が必要!ってことで、おもちゃを1つ買ってしまいました。

明日届くので、また紹介したいと思います。

インコネル加工サンプルを追加しました

インコネル718(ALLOY718)の加工サンプルを加工事例に追加しました。

インコネル718の加工サンプルの画像
インコネル718(ALLOY718)の加工サンプル

加工条件も手探りの中、手持ちの工具では、チップを頻繁に交換したり、ドリルが折れたりとちょっと苦労したようです。

もう少し、いろいろ試してみようと思っています。

材料在庫、増し増し中

新型コロナウイルス拡大防止のための移動制限も解除されましたが、この先の見通しが明るくなるとは到底感じられない今日この頃です。弊社では生き残りをかけ、品質向上、短納期化、難削材加工、テレワーク・・・などに皆で取り組んでおります。

まずは、短納期化・特急対応のため、材料の在庫を拡充しました。

これまで、S45C・SKS3については~Φ50までを目安に在庫を確保していましたが、今回、Φ100まで増やしました。

くわしくは、特急対応用に材料を在庫をご覧ください。

材料置き場に設置したS45C、SKS3の材料確保の基準を明記した表の写真です。
在庫置き場に設置したS45C、SKS3の丸棒在庫の基準表です。これで一定の在庫を確保してします。

通常材料を注文すると、早くて翌日になるため、1日程度の納期短縮が可能です。

お急ぎの案件がありましたら、是非一度ご相談ください。S45C、SKS3以外でも小物サイズで1個、2個でしたら、製作可能な程度の在庫があったりします。

5mmの六角穴付きブランクの在庫あります

弊社は明日5/2(土)~5/6(水)の間、GW休みをいただきます。新型コロナの一日でも早い収束を願って、朝礼でも従業員の皆さんには政府の出した「人との接触を8割減らす、10のポイント」を印刷して外出自粛を改めてお願いしましたが、ベトナム人エンジニア向けの資料が見つかりませんでした。法務省のサイトで「やさしい日本語版」の資料を見つけましたが、しっかり内容を理解して行動してもらうためには、母国語の資料が欲しかったなあと思いました。

さて、ここからが本題です。

弊社に5mmの六角穴付きのブランクの在庫があります。寸法等は下記の通りです。

六角穴付きブランクの寸法を記入した画像
六角穴付きブランクの寸法
  • 材質:S45C
  • 在庫数:60本(2020年5月1日現在)
  • 価格:@350 + 追加工費

単品だと、高コストになってしまいがちな六角穴ですが、このブランクから製作できる単品・少量の特殊ボルト、特殊シャフトなどがありましたら、リーズナブルにご提供可能ですので、是非ご検討ください。

納期に関しましても、六角穴は加工済みのため、柔軟に対応可能です。

追加工も、通常通り、旋盤・マシニング等による機械加工の他、焼入れ・研磨・メッキも対応可能ですので、お問い合わせください。

六角穴付きブランクの六角部分の画像
六角穴の写真です。
六角穴付きブランクに六角レンチを挿した画像
当然ですが、六角レンチが問題なく入ります

今のところ、一種類のみですが、反響・ご要望があれば、拡充していきたいと考えておりますので、お問い合わせをお待ちしております。

大きめローレット

弊社のベトナム人が1名、テト(旧正月)に合わせて帰国していましたが、無事に日本に戻ってきました。空港ではマスクを着用していたそうですが、「チョット、カゼ、デス」と言っていました。元気そうなので大丈夫だとは思いますが、有休も使い切ってしまったので、体調管理には、いつも以上に気を付けて欲しいです。

今回は大きめのローレットのご紹介です。

ギザギザが大きめのローレットの画像
ローレットのギザギザが大きめです。

ギザギザが大きいのと、ピッチ・角度等の指示が図面にあったため、通常のローレット用の工具では製作できず、NC旋盤とワイヤーカットで製作しました。

焼入れもしていますし、手でギュッと持つと痛いくらいなので、手で操作する場合の滑り止めではないようです。

ローレットもユニークなご要望がたまにあるので、対応できるよう、今のうちにいろいろ取り組んでいきたいと思っています。

平面にローレット

弊社では、円柱上の部品の外径に対するローレット加工は、ほぼ毎日やっています。ですので、目が浅かったり、二重になってしまったり、ということはまずありません。材質も鉄(S45CやSKS3など)、アルミ、ステンレス、真鍮等なんでもOKです。

外径にローレットを加工した画像
外径にローレットを加工した製品

外径のローレットに関しては、工具も市販されていますし、慣れればある程度はできますが、外径以外となるとなかなか難しいのかなと思い、まずは平面に加工してみました。

平面にローレット加工をした画像
平面にローレットを加工したサンプル

とりあえず、手っ取り早くというのと、機械が空いていたので、ワイヤーカットで製作しました。

需要があれば、他の加工方法も考えてみようと思います。

加工歪みへの対応

やっとお盆休みが終わりました。疲れました。

旋盤やマシニングなど機械加工で金属部品を製作すると、よくあるのが加工歪みです。原因もいろいろありますし、対処方法もさまざまです。

一番多い対処方法が、少し取り代を残して加工した後、旋盤や研磨機で仕上げるパターンでしょうか?最後に仕上げるのですから確実です。でも工程も増えるし、場合によっては、治具も作らないといけないので、手間がかかります。

めんどくさがりな私は、工程が増えるのを嫌います。なので、可能な時は、材料に焼きなまし、焼きならしをして、そのまま仕上げます。

フランジ部分を大きく削り込んで、加工歪みが発生しやすい形状の写真です。
フランジ部分を削ったときに旋盤で仕上げた部分が歪みます

上の写真はフランジ部分を大きく削ったため、旋盤で仕上げた部分が歪んでしまった部品です。受注時に見過ごしてしまいました。作り直さないといけないのですが、4個×2セット=8個もあったので、「後から仕上げるのは面倒!」ってことで、材料を焼きならしして前回同様一発仕上げでやってみました。

・・・でも心配なので、最初は1個だけやってみました。

・・・結果はOKでした。安心して残りも製作しました。

ものによりますが、材料を焼きなましや焼きならしすることで加工歪みを抑えることができます。後から仕上げる場合と比べて、安く作ることができます(今回は再製作なので会社的には赤字・・・)。

ただ、

  • 焼きなまし、焼きならしで対応できるかどうかは勘と経験による判断
  • 焼きなまし、焼きならしの処理に日数を取られるので、短納期に対応できない

という悩ましい問題もあります。

そして、まずは、見積もり時点で私が「これ確実に歪む!」って気付くようにならないとダメですね・・・。

台形2条ねじの製作

今週は台形2条ねじの製作がありました。

外径がΦ14でピッチ3、リード6の台形2条の「おねじ」と「めねじ」です。2条ねじを含む多条ねじを弊社で加工する際に問題となるのが、長さと径です。今回は長さは問題なかったのですが、径が小さくてめねじを加工する工具がありませんでした。

台形2条ねじの下穴がΦ11.5くらいですが、最小加工径がこれ以下で、ピッチ3の台形ねじを加工できる工具を、弊社にある各社工具メーカーのカタログからは見つけられなかったので、めねじの刃物はグラインダーで成型して対応しました。今回は刃物成型のご紹介です。

まず、おねじは、市販のピッチ3用の台形ねじチップの背中を削ります。

背中を削った台形2条おねじ製作ようのチップの画像です。
背中を削った台形2条おねじ製作用のチップ

当たり前ですが、ピッチ3の台形ねじチップはピッチ3リード3の台形ねじを加工するように作られているので、リード6の台形ねじを加工しようとすると、チップの背中が当たって、加工できません。なので、背中を削って当たらないようにします。ただ、削り過ぎると折れやすくなってしまいますので、ギリギリ当たらないように削ることが重要です。

次はめねじですが、おねじと違って、台形の形状部分も成型しないといけないので、1工程増やします。

まず、台形の形状部分の型を作ります。今回はワイヤーカットで製作しました。

深さを3パターン用意した台形ねじの型の画像です。
台形ねじの型。深さを3パターン用意しました。

一番左が、台形ねじピッチ3の規格通りの型です。その他に深さを0.25ずつ深くした肩を2パターン用意しました。この型を使って、下の画像のような溝入れバイトから、めねじ製作用の刃物を成型します。

成型前の溝入れバイトの画像です。
成型前の溝入れバイト

台形部分を成型した後、おねじと同じように背中を削ったら、完成です。申し訳ありませんが、諸事情により、めねじ製作用の刃物の画像がありません。

あとで工具屋さんに聞いたら、特殊ねじのタップを1個から製作してくれるところがあるとか、ないとか・・・。
多条ねじの問い合わせは、時々あるので、今後タップの情報も少し集めようと思っています。