ここ数年、夏場の工場内の暑さは社員にとって大きな課題でした。特に午後になると室温が40度近くまで上がることもあり、汗だくになりながら作業を続けるのは体力的にも精神的にも大変です。徳仲(株)ではこれまで、社員にTシャツやネッククーラーを配布したり、巨大扇風機を導入したりと、さまざまな工夫を凝らしてきました。しかし、こうした対策は一時的な緩和にはなっても、根本的に「快適」と言える環境には至りませんでした。
さらに、長年使い続けてきた工場の屋根は耐久性の限界を迎え、雨漏りも発生。生産設備や製品への影響も懸念され、都度補修を重ねてきましたが、抜本的な解決策にはなりませんでした。このままでは暑さと老朽化の二重苦が続き、社員の安全や製品品質に影響する恐れがあると判断し、大規模な改修に踏み切ることになりました。
今回行っている工事は、大きく分けて二つのポイントがあります。ひとつは外壁の塗装を塗り直し、耐久性を高めること。もうひとつは屋根の二重化と断熱改修です。既存の屋根の外側に新たに屋根を設置し、その間に断熱材を挟み込むことで、外部の熱が工場内に伝わりにくくなります。さらに、天井にこもった熱気を効率よく排出するためのダクトを取り付けました。煙突のような形をしたこのダクトは、自然の空気の流れを利用して温度を下げる仕組みです。
こうした工法を採用することで、真夏の厳しい環境でも室温を下げる効果が期待できます。実際に同様の改修を行った工場では、体感温度が3〜5度ほど下がったという事例もあり、社員の負担軽減や作業効率の向上につながったという報告もあります。
工事はすでに順調に進んでおり、屋根の二重化と断熱材の設置は完了しました。ダクトの取り付けも済み、残すは電気工事のみです。この作業は来週のお盆期間中に行われる予定で、工事が完了すれば新しい換気システムが稼働を開始します。暑さ対策だけでなく、冬場には断熱効果により暖房効率も改善される見込みです。
社員からも期待の声が上がっています。「毎年夏は暑さとの戦いだったので、これで少しでも楽になれば助かる」「涼しい環境で集中して作業できるのは本当にありがたい」など、工事の完成を心待ちにしている様子です。
また、この改修工事は工場の長寿命化にもつながります。雨漏りの心配が減り、外壁の塗装も新しくなったことで建物全体の耐久性が向上しました。これにより、今後も安定した生産体制を維持することができます。
今回の工事では、足場を設置して屋上に上がれる機会がありましたので、普段は撮影できない角度から写真を撮影しました。新しく取り付けたダクトのアップ写真と、背景に岩崎城を望む徳仲(株)の屋根全景です。工場の新しい姿を、ぜひご覧ください。
- ダクトのアップ写真
- 岩崎城を背景にした、徳仲(株)の屋根全景写真


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